「インターネットの自由は終わった」

2023年07月31日

マブハイさんのサイトより転載
http://takahata521.livedoor.blog/archives/20997795.html

「インターネットの自由は終わりです」

インターネットをクローズアップする長期計画が進行中です。ユーザーを一元管理されたプラットフォームに誘導し、独立したプロバイダーを破壊する計画です。

その中で最初に本格的に始まったのは、2000年代初頭にSPAMが出始め、手に負えなくなった時でした。結局のところ、それは「無料」のサービスであり、迷惑なSPAMの問題を解決するものでした。

これは、長期間にわたって大多数の人々を自社のシステムに誘導するための計画的な努力でした。それは大成功であり、彼らは現在「すべてを持っている」と言えます。あなたが送受信するメールはすべてアーカイブされ、AI学習に利用され、監視され、記録されています。そして、このデータをマイニングして、エンドユーザー一人ひとりのプロファイルを作成することが可能です。貴重なデータを盗むこともできます。結局のところ、あなたは彼らの『利用規約』を承諾して利用しているですから。

Eメールの大半を捕捉した後、彼らはユーザーのコンテンツに移行しました。あなたは自分のコンテンツを自分のプライベートサーバーでホスティングしていますか？もちろん違うでしょう。あなたは別の『利用規約』契約を受け入れたパブリック・プラットフォームを使っているのです。今、彼らはあなたの貴重なコンテンツのすべて、あるいはほとんどを持っています。

その後、彼らは「クラウド」に移行しましたが、これは単なるサーバー・プラットフォームのマーケティング用語であり、あなたはそこでコンピュータのバックアップを開始したはずです。そして今、彼らはあなたの個人的なコンピューターにあるあらゆるものを手に入れ、そしてまた、あなたは彼らの「利用規約」に同意したのです。

最新の動きは企業の囲い込みでした。企業や中小企業のITオペレーションは、グーグルやアマゾンなどが所有・運営する「クラウド」メガサーバーファームに移行しました。その中で、費用対効果が非常に高くなったからです。つまり、企業独自のコンテンツ、データ、オペレーションなどはすべて、これらのハイテク複合企業にアウトソーシングされてしまったわけです。ここでもまた、彼らが採掘し、盗み、監視し、管理し、彼らの「利用規約」の下で利用できるようになりました。

私たちは今、最終局面に差し掛かっています。私は、プライベートな openBSD サーバを所有し、運用しています。インターネットが無料だった90年代後半からそうしてきました。

今、私のサーバーで運用しているメールが、グーグル、ヤフー、ベライゾンなどにブロックされ、ブラックリストに載っているのを目にしています。彼らの言い訳はSPAMです。
私は、DKIM（DomainKeys Identified Mail）やSPF（Sender Policy Framework）、TLS（Transport Layer Security）などのセキュリティ検証計画を使ってメールサーバーを実装・設定しましたが、これはDNSであり、有効な認証メールサーバーであることを証明するセキュリティメカニズムです。現在では、それは本当に重要ではありません。SPAMブラックリストに登録され、徐々に疎外され、世界から切り離されていくだけです。

友人や取引先がすべて巨大な電子メールプラットフォームを使っているため、電子メールを送るのはますます難しくなっています。gmail.com、@yahoo.com、@outlook,com、@hotmail,com、@verizon.comなど。ますます多くのメールが拒否されています。

このメールを受け取っている人は、自分のメールサーバーアカウントを持っていないに違いありません。

おめでとう、私たちは皆、罠にはまってしまったのです。私たちは皆、彼らの農場の一員であり、「利用規約に同意する」ボタンをクリックすることで、彼らがインターネットを征服し、コントロールすることを可能にしてしまったのです。

拍手喝采です。自由のインターネットは終わりを遂げようとしています。