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いずれ訪れる終末、そして千年王国(メシア王国)を待ち望む

気候変動と世界統一宗教

2022年11月23日2022年12月4日

聖書ニュース.comさんより転載

https://seishonews.com/climate-change-and-one-world-religion/

11月6日から18日にかけて、第27回「国連気候変動枠組み条約締約国会議」(COP27)がエジプトのシナイ半島にあるリゾート地、シャルム・エル・シェイクで開催された。COP27は、国連気候変動枠組み条約に加盟する約200か国の代表が集まり、地球温暖化を防ぐ枠組みについて議論する場だ。

 

このCOP27の開催に合わせて、世界の宗教界の動きが活発になっている。世界の諸宗教が、気候変動という地球規模の問題を結集軸として、宗教間の協力を深める体制が築かれつつあるのだ。

 

エルサレム気候宣言」の採択

COP27に先立つ11月3日に、イスラエルでは諸宗教の代表がエルサレムに集まり、「エルサレム気候宣言」が採択された。この宣言は、イスラエル外務省の世界宗教局が民間団体「持続可能な開発のための宗教間交流センター(Interfaith Center for Sustainable Development)」と共同で提唱したもので、世界の諸宗教が協力し、気候変動を抑制する方向に人々を導くことを目的としている。

 

宣言に署名したのは、テルアビブのイェシバ(ユダヤ教の神学校)校長のラビ・ユヴァル・シェルロー、バハイ教エルサレム代表のデイヴィッド・フリーマン、ドルーズ教のイマーム(指導者)のジャベル・マンスール、コプト教会のビショウ・ザキ神父などだ。

写真:Ministry of Foreign Affairs of Israel

イスラエル外務省世界宗教局長のタニア・ベルグ=ラファエリは、この宣言について次のように語っている。

イスラエル政府および当省を含む政府各省は、気候問題への関与を最重要視しています。この共通の重要な目標のために、市民、社会、宗教団体がこのような協力を継続できるよう取り組んでいきます。
― “Jerusalem faith leaders sign ‘Jerusalem Climate Declaration’,” Israel 365 News, 6 Nov 2022

原文を読む

 

「持続可能な開発のための宗教間交流センター」の創設者・所長であるラビ・ヨナタン・ネリルは、気候問題に対する宗教界の役割について次のように語っている。

気候の危機は霊的な危機です。そのため、世界の宗教指導者は、この問題に取り組む必要があります。 私たちは、世界の一人でも多くの宗教指導者に団結を呼びかけ、気候問題に取り組むために全力を尽くします。
― “Jerusalem faith leaders sign ‘Jerusalem Climate Declaration’,” Israel 365 News, 6 Nov 2022

原文を読む

 

上記で引用した『Israel365 News』の記事によると、各宗教が団結して地球のために行動するという目標に向けて、世界中の宗教指導者を対象とした気候問題関連のイベントが今後も予定されているという。

このような宗教界の動きは、気候変動問題を理由に世界各国の一致を求める国連や世界経済フォーラム(WEF)の政治的な動きと軌を一にしている。これは、世界統一宗教世界統一政府の出現を預言する聖書の終末預言に一致する動きでもある。

 

気候変動時代の新しい「十戒

一方、COP 27に参加した世界の諸宗教の指導者が集まり、「気候に対する罪」を悔い改める儀式を執り行い、気候変動時代の新しい「十戒」を採択するイベントも開催されている。

 

この儀式は、当初シナイ半島ジェベル・ムーサーで行われる予定だったが、エジプト当局がセキュリティ上の理由で申請を却下し、結局は英国のロンドンで行われることになった。ジェベル・ムーサーは、アラビア語で「モーセの山」という意味で、モーセ十戒を受け取ったシナイ山とされている場所だ。この儀式はシナイ山で「十戒」を受け取るという象徴的なイベントとなる予定だったが、シナイ山では少数の宗教的指導者が儀式を行うことが許可されるにとどまった。

 

この取り組みは「持続可能な開発のための宗教間交流センター」「エリヤ宗教間研究所(Elijah Interfaith Institute)」などの団体が主導するもので、世界の宗教指導者の参加を呼びかけている。

この「気候悔い改め(Climate Repentance)」の儀式では、自然を搾取して地球の生態系を壊してきた人間の「罪」を悔い改め、持続可能な社会に向けた行動を誓う。エリヤ宗教間研究所は、シナイ半島でこの儀式を行う意義について次のように語っている。

 

(シナイ砂漠は)キリスト教ユダヤ教イスラム教などの宗教の集合意識にある啓示の地です。神に立ち返り、神からのメッセージを受け取る場所なのです。
― Adam Eliyahu Berkowitz, “Religious leaders gather in Sinai to receive “Climate Justice Ten Commandments”,” Israel 365 News, 7 Nov 2022

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同様のイベントは、インドのアブ山、ヒマラヤのリシケシ、ニューヨーク、エクアドル、ドイツ、ウィーン、米国ソルトレークシティ、米国インディアナ州のセント・フランシス山、オーストラリアで、キリスト教イスラム教、ユダヤ教など、多くの宗教の指導者が参加して同時開催された。 

ロンドンに集結し、気候問題への行動を呼びかける世界の宗教的指導者たち(写真:David Parry)

このイベントで採択された新しい「十戒」には「気候悔い改めの十原則(Ten Principles of Climate Repentance)」という名が付けられ、次のような内容が定められた。

 

1.私たちはこの世界の管理人である
2.被造物には神が現れている
3.人生のすべては相互に関連している
4.害を与えてはならない
5.明日のことを考えよう
6.世界のために自己に打ち勝とう
7.内面の環境を変えよう
8.悔い改めて立ち返ろう
9.一つひとつの行動が重要
10. 理性を働かせ、心を開こう
― Alex Newman “COP27: Religious Leaders Unveil The New Ten Commandments,” Climate Change Dispatch, 18 Nov 2022

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写真:Yonatan stein

この中の「私たちはこの世界の管理人である」などは聖書にもある考え方で(創世記1:28)、クリスチャンも気にかけるべき問題ではある。しかし、第2戒の「被造物には神が現れている」はニューエイジ(汎神論)的な響きがあり、聖書的信仰にはそぐわない。このような命令を「十戒」と呼ぶことには問題がある。

 

宗教化する気候問題

「持続可能な開発のための宗教間交流センター」のラビ・ヨナタン・ネリルは、気候変動の問題に諸宗教が取り組む意義について、次のように語る。

 

私たちは、人類が生み出し、神の被造物を劣化させているオペレーティング・システムを変える必要があります。貪欲、短期的思考、個人主義から、霊的満足、長期的思考、利他主義に切り替える必要があるのです。そうすることで、私たちは問題の症状に対処し、新しい地球を示すことができるのです。神よわれらを助けたまえ。
― Adam Eliyahu Berkowitz, “Religious leaders gather in Sinai to receive “Climate Justice Ten Commandments”,” Israel 365 News, 7 Nov 2022

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ラビ・ヨナタン・ネリルの発言について、雑誌『The New American』の記者は、同氏の発言を引用しながら次のように解説している。

 

論争の渦中にあるラビは、「宗教界を動員し、気候問題で突破口を開く努力は、切実に必要とされている、価値ある働きです」と語る。「国内の政治文化がこれほどまでに分裂している状況で、信仰は対立を和らげ、心を開くことができる共通の基盤です。言い換えれば、企業や政府が気候変動運動に参加するだけでは不十分で、諸宗教と信者も、CO2およびCO2が象徴するすべてのものと戦う運動に参加しなければならないのです。
― Alex Newman, “Amid UN Climate Summit, Religious Leaders Unveil New Ten Commandments,” The New American, 15 Nov 2022

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ネリルの考え方は、国連の方向性とも一致する。COP27向けに提出された国連環境計画(UNEP)の報告書では、気候変動のような危機に人類を陥れた古いシステムに代わる、新しい倫理・道徳のシステムが必要であると主張している。この報告書を引用し、『The New American』の記事は次のように分析している。

 

この物議を醸した国連報告書はこう説明している。「進化の過程と倫理思想が相互に作用して、現在の行動や制度を採用した仕組みにたどり着いたのだろう。しかし、今日の不確実な時代には、これまでなかった新たな課題が突きつけられており、これまでの仕組みは時代に合っていないかもしれない」(強調原著者)。つまり、天地の創造主がモーセに与えたオリジナルの十戒は、時代遅れであるだけでなく、いわゆる「気候的緊急事態」を生み出す原因になっている、というのである。
― Alex Newman, “Amid UN Climate Summit, Religious Leaders Unveil New Ten Commandments,” The New American, 15 Nov 2022

原文を読む

 

このように見てくると、気候変動をめぐる運動は、宗教的な色合いを強めていることがわかる。ルーバン・カトリック大学(ベルギー)の化学教授、イストヴァン・マルコ博士は、2015年に開催され、パリ協定を採択したCOP21を批判して、次のように語っている。

 

(COP21の結論では)人間は、この厄介な有害化学物質(訳注:二酸化炭素)を発生させている犯人にされています。これはほとんど宗教のようなものです。この宗教では、原罪があります。それが二酸化炭素です。この罪を犯したのは人間だから、すべての人が悔い改めなければならないというのです。これが、この界隈で語られている基本的なメッセージです。これは新しい宗教のようなものです。
― “Scientist Exposes Climate ”Religion” & Its Anti-Liberty Agenda,” The New American Video (https://www.youtube.com/watch?v=ohYGZG0y7dM&t=518s)

原文を読む

 

マルコ博士は、気候変動問題が、まるでキリスト教に代わる教義となり、世界規模で布教されている現状に違和感を示している。

 

まとめ

どのような宗教にも、教義がある。聖書が預言している世界統一宗教にも、当然教義が必要となる。世界統一宗教といっても、現在の諸宗教がなくなるとは考えにくい。しかし、多くの人が同意する新しい教義が諸宗教を統合するというシナリオであればどうだろうか。そして、この新しい教義が、十戒に代表される聖書の教えを上書きする形で形作られようとしているのが、今という時代ではないだろうか。

参考資料

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聖書ニュース.comさんより転載終了

https://seishonews.com/climate-change-and-one-world-religion/

 

今起こっている事がなぜなのか

聖書を読むと実に辻褄が合うのです

聖書は日本人には馴染みがないですが、実は全人類無関係ではないのです

嫌でもNWO(ニューワールド・オーダー新世界秩序)に巻き込まれる

聖書には福音があります、福音は良い知らせという意味です

宗教組織に関わるよりもまず聖書を読んでみませんか

(宗教組織と聖書は全く別物だと思います、ですから私は宗教は好きではないです)

私が聖書を読んで驚いたのは人は死んだら終わりじゃなく

永遠のいのちがあると書かれている!

その他にもすごい事が書いてある!

まだ一度も聖書を読んだ事がない方

一生に一回くらい読んでみませんか?

これを知らないのはもったいないと思います!

家で聖書を読んでるぶんには変な宗教の勧誘もないので!(^^)!

今は聖書的には大患難時代時代に入る直前の時代ではないかと思われます

これから急激なペースで世の中が変わって行き、次々に色々な事が起きて

何も知らない人々は思考停止になるかも知れません

今聖書を読んで準備しませんか?パニック状態の世の中になる前に。

最後まで読んで下さり有り難うございました(*^-^*)

 

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(聖書を一度も読んだ事かない方は、とりあえず新約聖書福音書どれかを読んでみてはどうでしょうか、福音書一つ読むだけなら

それほど時間はかからないと思いますので(^^))