1つの地球、1つの家族、1つの未来（恐ろしい未来）

2023年09月12日

マブハイさんのサイトより転載
http://takahata521.livedoor.blog/archives/21636974.html

G20は、以下の37ページの文書を公表しました。

https://www.g20.org/content/dam/gtwenty/gtwenty_new/document/G20-New-Delhi-Leaders-Declaration.pdf

前文
1. 私たちはひとつの地球であり、ひとつの家族であり、ひとつの未来を共有しています。

2. 私たち G20 の首脳は、「Vasudhaiva Kutumbakam」をテーマに、2023 年 9 月 9 日から 10 日にかけてニューデリーで会合しました。私たちは、今私たちが下す決断が未来を左右する、歴史の決定的な瞬間に集いました。今、私たちが下す決断が、私たちの人々と地球の未来を決定することになります。それは私たちは、地球規模の課題に対処するための具体的な行動を約束します。

3. G20の協力は、世界の行く末を決定する上で不可欠です。世界経済の成長と安定に逆風が吹き続けています。連鎖する課題と危機の数年間は、2030アジェンダとその持続可能な開発目標（SDGs）の成果を覆しました。

世界の温室効果ガス（GHG）排出量は増加の一途をたどり、気候変動、生物多様性の損失、汚染、干ばつ、土地の劣化、砂漠化が生命と生活を脅かしています。食糧やエネルギー価格を含む商品価格の高騰は、生活費を圧迫する一因となっています。貧困や不平等、気候変動、パンデミック、紛争などの世界的な課題は、女性や子どもたち、そして最も弱い立場にある人々に不釣り合いな影響を及ぼしています。

私たちは共に、より良い未来を築くチャンスを手にしています。公正なエネルギー転換は雇用と生活を改善し、経済的回復力を強化することができます。私たちは、いかなる国も、貧困との闘いと地球のための闘いのどちらかを選ぶ必要はないと断言します。私たちは、誰一人取り残すことなく、持続可能で包括的かつ公正な移行をグローバルに実施する開発モデルを追求します。
私たちは、国際経済協力のための主要なグローバル・フォーラムであるG20のリーダーとして、パートナーシップを通じて具体的に行動することを決意します。私たちは、以下を約束します：

a. 力強く、持続可能で、バランスのとれた、包摂的な成長を加速させる。

b. 持続可能な開発のための2030アジェンダの完全かつ効果的な実施を加速する。

c. 統合的かつ包括的なアプローチを支持することにより、低GHG/低炭素排出、気候変動に強く、環境的に持続可能な開発経路を追求する。私たちは、開発と気候の課題に取り組み、持続可能な開発のためのライフスタイル（LiFE）を促進し、生物多様性、森林、海洋を保全するための行動を緊急に加速する。

d. 将来の保健上の緊急事態に備えるため、医療対策へのアクセスを改善し、開発途上国における供給と生産能力を促進する。

e. 途上国の債務の脆弱性に緊急かつ効果的に対処することにより、弾力的な成長を促進する。

f. SDGsの進捗を加速するために、あらゆる資金源からの資金調達を拡大する。

g. 気温目標を含むパリ協定の達成に向けた取り組みを加速し、資源を強化する。

h. より良く、より大きく、より効果的な多国間開発銀行（MDBs）の改革を推進し、開発効果を最大化するためにグローバルな課題に取り組む。

i. デジタルサービスとデジタル公共インフラへのアクセスを改善し、持続可能で包摂的な成長を促進するためにデジタルトランスフォーメーションの機会を活用する。

j. 持続可能で質の高い、健康的で安全かつ有益な雇用を促進する。

k. ジェンダー格差を是正し、意思決定者としての女性の経済への完全、平等、効果的かつ有意義な参加を促進する。

l. LDCs、LLDCs、SIDS を含む開発途上国の視点を将来の G20 アジェンダによりよく統合し、グローバルな意思決定における開発途上国の声を強化する。

6. 今日のこれらの行動を通じて、私たちは、世界的な課題に取り組む国々により良い権限を与え、人間中心主義を貫き、人類に繁栄と幸福をもたらすシステムを構築していきます。
地球、人々、平和と繁栄のために

....長いので以下は省略します

ONE EARTH, ONE FAMILY, ONE FUTURE - James Roguski (substack.com)

以下は、世界保健機関（WHO）に関する文書の抜粋です。

グローバルヘルスの強化とワンヘルス・アプローチの実施

28. 私たちは、世界保健機関（WHO）を中核とするグローバルな保健体制を強化し、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジを達成し、ワン・ヘルス・アプローチを実施し、パンデミックへの備えを強化し、既存の感染症サーベイランス・システムを強化するために、より強靭で、公平で、持続可能かつ包括的な保健システムを構築することに引き続きコミットしています。

ii. 4者構成による「ワンヘルス共同行動計画」（2022-2026年）に基づくワンヘルスベースのアプローチを推進する。

iv. 研究開発、感染予防と制御、および抗菌薬消費量サーベイランスを通じた各国の行動計画における抗菌薬スチュワードシップの取り組みを含む、ワンヘルスアプローチに従った抗菌薬耐性（AMR）への取り組みを実施し、優先順位をつける。

v. 特に低・中所得国（LMICs）、LDC、SIDSにおいて、安全で、効果的で、品質が保証され、かつ安価なワクチン、治療薬、診断薬、その他の医療対策への公平なアクセスを促進する。

vi. 2024年5月までに、パンデミックPPRに関する野心的で法的拘束力のあるWHO条約、協定、その他の国際文書(WHO CA+)、および国際保健規則(2005年)をよりよく実施するための改正に向け、政府間交渉機関(INB)で進行中の交渉が成功することを期待する。

viii. WHOが主導する、暫定的な医療対策調整メカニズムの構築のための包括的な協議プロセスを支援し、LMICsやその他の開発途上国が効果的に参加し、ネットワーク・オブ・ネットワーク方式を検討し、地域や地方の研究開発・製造工程で生じる容量を活用し、ラストワンマイルでの供給を強化する。これは、WHOのCA+と整合させることができる。

金融と医療のコラボレーション

29. 私たちは、財務・保健合同タスクフォース（JFHTF）の下、財務省と保健省の間の協力強化を通じて、パンデミック予防・準備・対応（PPR）への世界的な保健体制を強化することに引き続きコミットしています。JFHTFの下で、私たちは、低所得国の発言力を高めるため、タスクフォース会合への主要な地域組織の参加を歓迎します。

私たちは、世界保健機関（WHO）、世界銀行、IMF、欧州投資銀行（EIB）が協力して作成した「経済的脆弱性とリスクに関する枠組み（FEVR）」と「パンデミックから生じる経済的脆弱性とリスクに関する初期報告書」に関する議論を歓迎しています。

私たちは、進化するパンデミックの脅威による経済的脆弱性とリスクを、各国固有の状況を考慮しながら定期的に評価するため、タスクフォースが複数年にわたる作業計画の中でこのフレームワークを改良し続けることを求めます。

私たちは、将来のパンデミックへの対応を支援するため、金融と保健セクターの共同準備に向けて貢献する、COVID-19時の金融保健制度アレンジメントからのベストプラクティスに関する報告書を歓迎します。また、私たちは、WHOと世界銀行が作成した「パンデミック対応資金調達の選択肢とギャップのマッピングに関する報告書」を歓迎し、他の国際的なフォーラムでの議論を十分に考慮しつつ、必要な資金を迅速かつ効率的に配備するために、資金調達メカニズムをどのように最適化し、よりよく調整し、必要な場合には適切に強化できるかについて、さらなる議論を期待します。

私たちは、パンデミック基金による第1回提案募集の終了を歓迎し、第1回提案募集から学んだ教訓に基づき、2023年末までに第2回提案募集が行われることを期待します。私たちは、パンデミック基金による第1回提案募集の終了を歓迎し、第1回提案募集から学んだ教訓に基づき、2023年末までに第2回提案募集が行われることを期待します。私たちは、新たな支援者の確保と共同投資の重要性を強調します。私たちは、タスクフォースに対し、その進捗状況を2024年に財務大臣と保健大臣に報告するよう要請します。

デジタル・エコシステムの育成

60. 私たちは、利用可能なあらゆるデジタル・ツールとテクノロジーを導入し、安全で強靭なデジタル・エコシステムを育成し、地球上のすべての市民が経済的に参加できるようにするための努力を惜しまないことを決意します。これをサポートするために、私たちは次のことを行います。

ii. WHOが管理する枠組みの中で、それぞれのデータ保護規制を遵守した包括的なデジタルヘルスエコシステムを構築するための「デジタルヘルスに関するグローバル・イニシアティブ（GIDH）」の設立を支持します。